わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

話題の「Go To Travelキャンペーン」徹底解説! この夏は超お得に旅行ができる!?

f:id:watakawa:20200627002140j:plain

みなさんこんにちは! わたかわです。

2020年もそろそろ折り返しが近づいていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は旅行記の記事ではないのですが、最近世間で話題の「Go To Travelキャンペーン」について解説していきたいと思います!

観光庁主導で行われるこの施策とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

【注意】
本記事については、観光庁が公表した資料を元にかみ砕いて執筆しており、詳解する過程で誤った内容を含んでいる場合があります。またキャンペーン内容は変更となる場合もありますので、実際にキャンペーンを利用される際は、ご自身でも最新の情報にご注意ください。本記事は責任を負いません。

 

 

1.Go To Travelキャンペーンの基本情報

国内旅行が対象
・宿泊・日帰り旅行の2分の1を国が支援
・支援額の上限は1人1泊あたり2万円(日帰り旅行は1万円
・連泊回数の制限や利用回数の制限はなし
・支援額のうち7割旅行代金の割引に、残り3割地域共通クーポンとして付与
・開始時期は新型コロナウイルス感染拡大状況を見ながら今後決定(8月頃か?)

f:id:watakawa:20200626223426j:plain

概要イメージ図(観光庁資料を基に作成)

つまり一言でまとめると、「期間中何度でも国内旅行が1泊最大2万円引きになるキャンペーン」ということになります。

次以降の項目で詳しいルールを解説した後、それらをすべて踏まえて利用例をいくつかご紹介していきます。

 

2.地域共通クーポンとは

支援額の3割相当分で付与される「地域共通クーポン」とは、1枚1,000円単位で発行される商品券です。1,000円未満の端数については四捨五入となります。

利用する際はお釣りが出ない点に注意が必要です。1枚使う時は1,000円以上の買い物をすることが必須となるので、結果的には国がこの事業のために割いた予算以上のお金が観光地に落とされることになります。旅行者と観光地の双方がWIN-WINの関係になれる仕組みというわけです。

地域共通クーポンは、紙媒体電子媒体の2通りでの発行が検討されているようです。どのような場合にどちらの形式で旅行者に発行・付与されるのか、旅行者が旅行を予約する際に選択できるのか等については明らかになっていません。

なおこの地域共通クーポンは、事務局にて一括で発行し、旅行代理店等に配布されることになります。全国各地の観光地で使えるようにするため、各地域の観光協会や観光地域づくり法人(DMO)、商工会等を通じて、多くの施設・店舗の参加および登録を呼びかけるということです。

 

3.割引対象となる旅行商品

ここからは、具体的にどのような旅行の場合にGo To Travelキャンペーンの対象となるのかを見ていきます。パターンが何通りもあるので、ここでは観光庁の資料をそのまま引用して解説させていただきます。

①宿泊旅行の場合

f:id:watakawa:20200625134747j:plain

観光庁の資料より引用

宿泊旅行の場合は、上の写真の通りとなります。

まず、個人旅行の場合は、「旅行代理店・予約サイト経由で申込」と「宿泊施設等に直接申込」の大きく2通りがあります。つまり、「最大1人1回2万円相当の支援が受けられるのは宿泊を伴う場合のみ」ということになります。宿泊と交通機関がセットになったパックツアー等であれば、交通機関を含めツアー代金全額がキャンペーンの対象となりますが、宿泊と交通機関を個別に手配する場合、交通機関はキャンペーンの対象外となりますので注意してください。

要は、単にみどりの窓口や駅の券売機で新幹線や特急の乗車券類を購入する場合等はこのキャンペーンの対象外となります。

また、「宿泊に準ずるもの」もキャンペーンの対象となるようです。注目すべきは、この項目に「寝台列車」の文字があること。つまり、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲〕の寝台券を旅行代理店で発券する場合は、Go To Travelキャンペーンの対象になると思われます。これに付随する乗車券の扱いについてはここではわかりかねますが、座席夜行扱いとならない夜行移動手段については原則としてこのキャンペーンの対象となると考えるとわかりやすいと思います。日本国内において夜行バスはフルフラットでの運行が法律で禁じられているため、夜行バスは例外なくすべてキャンペーンの対象外ということだと思います。またサンライズ瀬戸・出雲であっても、ノビノビ座席は普通車指定席扱いですから、旅行代理店で発券したとしてもキャンペーンの対象外でしょう。

それから、団体旅行も旅行代理店等を通して予約することで、キャンペーンの対象となります。今年は修学旅行をとりやめた学校も少なくないようですが、この恩恵に被れる学校はラッキーですね。

②日帰り旅行の場合

f:id:watakawa:20200626230626j:plain

観光庁の資料より引用

先ほども述べたように、日帰り旅行でも最大1人1回1万円相当の支援が受けられます。ただしこちらも旅行代理店や予約サイトを通すことが必須となり、また往復交通機関だけでなくそこに旅行先でのアクティビティや観光等がセットになったものでないとキャンペーンの対象となりません。宿泊旅行と同様、日帰り旅行でも交通機関のみの予約は原則としてキャンペーンの対象外となります。

 

4.利用例

(例1)1人1泊2食付2万円の温泉旅館に宿泊する場合
支援額→2万円×0.5=1万円(<上限2万円×1泊=2万円)…
 支援額内訳:
  
旅行代金割引×0.7=7,000円相当
  地域共通クーポン×0.3=3,000円相当
自己負担額→2万円-1万円

(例2)1人2泊3日10万円のツアーに参加する場合(往復交通費・宿泊込)
支援額→10万円×0.5=5万円だが上限は2万円×2泊=4万円のため上限分で4万円
 支援額内訳:
  旅行代金割引×0.7=2万8,000円相当
  地域共通クーポン×0.3=1万2,000円相当
自己負担額→10万円-6万円

(例3)1人日帰りで6,000円のいちご狩りバスツアーに参加する場合
支援額→6,000円×0.5=3,000円(<上限1万円)…
 支援額内訳:
  旅行代金割引×0.7=2,100円相当
  地域共通クーポン×0.3=900円→四捨五入して1,000円相当
自己負担額→6,000円-3,000円

 

 

ということで、なるべく自分なりに詳しくわかりやすく解説してみましたがいかがだったでしょうか。

実際に条件を満たした旅行商品のうち、どの程度がこのキャンペーンの対象となるのか(もしかして全部? そこまで国は予算割いていないはず)等々、まだまだわからないこともありますので、続報を待ちたいところです。

鉄道ファンの方だと、パックツアー等に参加するよりは、列車と宿をゼロベースで組み合わせて旅行の行程を作るという人の方が多いかなと思うのですが(自分もそう)、そうした方であっても、宿泊施設を前もって予約すればキャンペーンの対象となることもありそうですから、旅行好きの方なら目が離せないのでは!

私はというと、リクルート会員でIDを持っているので、じゃらんスマホアプリから宿の予約をすることが多いのですが、これもおそらくキャンペーンの対象となると思いますから、使うとしたらそういう使い方になるかなと思います。キャンペーンにより宿泊費が安くなって、なおかつリクルートポイントもたまりますからかなりお得です。

まだまだ安心して大きな旅行に出ることは難しい今日この頃ですが、いつか心置きなく旅行ができるようになる日のことを妄想してみてはいかがでしょうか!

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

是非ともSNS等での拡散・コメント・評価・読者登録をお待ちしております!