わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの現役男子大学生が全国を巡る!

根室本線代行バスで『鉄道員』ロケ地巡り&帯広名物の豚丼を食す旅【2019夏の北海道3】

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は2019年9月の北海道旅行記第3弾です!

ここまでの大まかなあらすじとしては、2019年9月8日(日)早朝の便で羽田から新千歳に渡り、フラノラベンダーエクスプレスと富良野・美瑛ノロッコを乗り継いで富良野まで戻ってきました。

 

2019年9月8日(日)③

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富良野といえば2011年の夏にオムカレーを食べた記憶が

富良野・美瑛ノロッコ3号に乗車し、富良野駅まで戻ってきました。

ここからは、根室本線新得方面へと進んでいくことにします。

今夜は帯広駅近くのホテルを予約しているので、そこまで向かいたいと思います!

富良野駅から続いて乗車するのは、14:19発根室本線の東鹿越行

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「東鹿越」の文字が入ったサボプレート

鉄道ファンの方であればご存じの方も多いと思いますが、根室本線は2016年の台風災害の影響で現在も不通となっている区間が存在します。それが、これから進む「東鹿越~新得駅間」です。

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JR北海道公式HPの路線図を元に作成

2016年以降不通状態が続いているのは、根室本線の東鹿越~新得駅間。途中には映画『鉄道員』のロケ地として有名な幾寅駅も通ります。この区間では代行バスが運行されており、基本的には東鹿越駅で列車と接続して運行されています(一部富良野発着のバスもあります)。

特に落合~新得駅間では途中に「狩勝峠」という鉄道の難所を越える区間があります。不通となる前までは、この狩勝峠を越えて根室本線の滝川~釧路駅間を全区間走破する「日本一長い時間走る普通列車」というものがありましたが、それも現在では運行されていません。

利用者の減少に悩むJR北海道は経営が厳しく、この区間を復旧させるほどの資金力がありません。根室「本線」という路線名から、この区間が主要路線であると考える方もいるかもしれませんが、札幌~帯広・釧路駅間を結ぶ優等列車は1981年以降石勝線経由での運行となっており、不通となる直前は富良野新得駅間では優等列車の運行はありませんでした。

ということで、残念ですがこの区間はそう遠くないうちに廃線となってしまうものと思われます。東鹿越~新得駅間のみが廃線になるという可能性もありますが、最悪の場合は現在鉄道での運行ができている富良野新得駅間も廃線となってしまう可能性があります。今の貴重な根室本線の姿を記録し、心に焼き付けようと思い、この先の区間に乗車していきます。

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14:19発 根室本線 東鹿越行

14:19発の東鹿越行は富良野始発ですが、サボプレートには滝川の文字も入っています。きっと細かい運行区間に関わらず、この辺りを走る列車では同じ「東鹿越-富良野-滝川」のサボを使っているのかもしれません。

定刻通り富良野駅を出発。北海道でおなじみのキハ40系1両での運行です。冷房はないので、みんな窓を開けて少しでも車内を涼しくしながら過ごします。エアコンがないとは本当に恐ろしいものです。

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とうきび茶」は特にオススメ

根室本線のこの区間は、空知川に沿って進んでいきます。特に観光列車等の運行があるわけではありませんが、やっぱり絶景が広がります。

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日本じゃないみたい

もしかしたらまさに今乗っているこの区間もすぐに廃止になってしまうかも…と思いながら、1分1秒を噛みしめて乗車していきます。途中の金山駅といえば、9年前の2011年に家族で北海道に来た際にラフティングツアーに参加したことを思い出します。列車で来たわけではありませんが、この金山駅がツアーの集合場所になっていました。

45分ほど列車に揺られながら、15:04に終点の東鹿越駅に到着。ここで接続する代行バスに乗り換えです。

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列車を降りてバスに乗り換え

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バスは思っていたより豪華

バスは路線バスなどではなく大型観光バスで、キハ40系1両分の乗客は余裕で乗れます。

前面には「列車代行」と書かれた札。有効な乗車券類を持っていれば乗車することができますが、私が乗車した際は特に検札等は行われませんでした。

列車の乗客を全員のせ、15:13に東鹿越駅前を出発。道路と鉄道がほぼ同じルートで走るので、空知川を左に見ながら走っていきます。

バスは8分で幾寅駅に到着。私はここで下車することにします。

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「幾寅駅」ではなく「幌舞駅」

ここ幾寅駅は、先ほども少し述べた通り、映画『鉄道員』のロケ地として広く知られています。1999年に降旗康男監督・高倉健主演で公開された映画だそうです(観たことはありませんが、自分の生まれ年ということで親近感が湧きます)。

駅周辺には、映画の撮影で使用されたセットが数多く残されています。何よりもまずこの「幾寅駅舎」こそ、前面に掲げられている文字は「幌舞駅」。作中ではこの駅は「幌舞」という駅名が用いられていました。

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作中で実際に登場した「キハ40」と「御食事処」

映画内で「キハ12 23」として実際に走行する様子が映る赤色の「キハ40」のカットモデルや、撮影で使用された建物がほぼそのままの光景で残っているのは見ていてとても興味深いです。

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貴重な展示物の数々が

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作中で登場する「美寄」は「滝川」のことだそう

また幾寅駅の駅舎内も小さな博物館のようになっていて、作品にまつわる貴重な展示物や当時のポスター等がたくさん展示されています。映画を知らない自分であっても、とても楽しめます。

駅舎はもちろん駅舎としての設備も持っているわけですが、鉄道は2016年より不通となっているので、訪問当時で既に3年もの間、この駅のホームに列車はやってきていません。まだ決して廃線というわけではないのですが、線路は草が生い茂り、この線路に再び列車が走ることは果たしてあるのか…恐らくないのだろうな…と思うととても寂しくなります。

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廃線ではないが廃線のような雰囲気が漂う…

幾寅駅は、『鉄道員』のロケ地としてだけでなく、南富良野町の中心駅でもあります。駅から少し歩くと、道の駅などもあります。

次の新得行の代行バスは17:45発なので、2時間半をこの幾寅駅周辺で過ごすことになりました。もし先を急ぐという方であれば、旭川と帯広を結ぶ都市間バスが幾寅の道の駅にも停車するので、それを活用されるとよいかもしれません。

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駅から少し歩くだけで大自然

ただ駅周辺をぶらぶら歩き、時間を潰すのもいいと思います。駅から少し歩くだけで広大な山や川、畑などの絶景を見ることができます。何度も繰り返しになりますが、私はこの日の朝まだ東京にいました。それからわずか10時間かそこらのうちに、これほどまでに充実した旅ができているということで、我ながら素晴らしすぎる旅程を組み立てたなと実感します(笑)。

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駅近くには神社やスキー場なども(どこも人気はない)

また、今回の旅ではゆく先々で「わがまちご当地入場券」も買い集めていきます。幾寅駅は無人駅なので、駅前のセイコーマートで販売していました。

まもなく幾寅駅を離れる時間となり、駅に戻ります。駅前の広いスペースで待っているとバスがやってくるので、乗り込みます。17:45に幾寅駅を出発。終点の新得駅を目指します。

先ほど東鹿越から幾寅まで乗車した代行バスと比べると乗客は圧倒的に少なかったです。10分ほどで落合駅に到着し、生活利用と思われる方が3名ほど下車しました。

この先は、峠越えの区間となり駅間が開きます。落合~新得駅間はバスで50分ほどかかります。くねくねした山道を進んでいくのです。

少し眠っていましたが、気づくと辺りは真っ暗。バスはまさに狩勝峠の山道を走っているようでした。暗闇の峠道ほど薄気味悪いものはありません。無料送迎サービスを兼ねて、途中に「サホロリゾート」というリゾートホテルにも停車するようですが、乗降はありませんでした。既に時刻は18時を過ぎていますからね、ここでの乗降はありません。

その後も暗闇の中を突き進み、終点の新得駅には18:45に到着。

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新得駅で急いで乗り換え

新得駅からは、再び列車で帯広を目指します。18:50発の普通列車があるので、これで帯広まで向かっていきます。

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新得18:50発 根室本線 池田行

本音を言うとこの列車の一本後に、もうあと50分ほど待つと特急があったので、それに乗りたい気持ちもありました。ただ帯広へはこの普通列車が先に到着するということで、乗り込みます。

列車は定刻通り新得を発車。キハ40の1両ですが車内はガラガラ。外は真っ暗なので車窓は何も見えませんが、やっぱり北海道ということで駅間距離が長い印象を受けます。

西帯広~柏林台駅間では、何と留置線に停車。ここで荷物の積込み的なことを行ったらしく、作業完了とともに数分で発車していきました。旅客列車でそんなこともやっているんですね。貴重な経験でした。

ちなみに、新得から乗車しようかどうか迷った後続の特急〔スーパーおおぞら9号〕釧路行ですが、途中シカとの衝突があったようで、14分遅れとのことでした。これは普通列車を選んで大正解です。

普通列車は定刻通り、19:56に帯広駅に到着。この列車はこの先の池田という駅が終点なので、この帯広駅から乗車してくる人がたくさんいます。

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帯広駅は高架の駅

帯広駅構内で夕食の駅弁を買い、急いでホテルへと向かいます。実は夜9時から大学の用事でのオンラインミーティングがあったので、夜9時までにシャワーと夕食を済ませたかったのです。

今回宿泊したのは、「ビジネスホテルピアセブン」。帯広駅から少し歩きますが、快適なビジネスホテルです。

チェックインを済ませ、部屋で夕食の駅弁を食べることに。購入したのはこちら!

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帯広名物の豚丼

帯広名物、「ぶた八の豚どん」(1,200円)です! 駅弁販売のワゴンの営業終了間際だったのでもう残っていた駅弁は限られていましたが、この豚丼こそまさに帯広名物。時間の関係でお店で食べることはできませんでしたが、この駅弁もものすごく美味しいのです! ヒモを引っ張るとほかほかの状態で食べられるので出来立て気分。次に帯広を訪れた際は、是非ともお店での豚丼も食べてみたいと思います!

そんな形で、1日目の行程はここまで!

明日以降は2日目の様子をお届けしていきます。

1日目の行程は以下にまとめましたので、みなさんもコロナが明けて北海道を旅行する際は是非参考にしてみてください!

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

宜しければ拡散、コメント、読者登録もお待ちしております!