わたかわ 鉄道&旅行ブログ

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【2020春の関西旅8】関西最長大回り⑥ついにゴール! 748.5kmのフィナーレを迎えるJR神戸線・塚本駅への旅

 

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みなさんこんにちは。わたかわです。

今回は、2020年3月28日に出かけた「関西最長大回り」の第6弾記事となります。

今回はいよいよ最終章で、和歌山からゴールの塚本駅までの旅の様子をお届けしていきます。

まだ前回までの旅の様子をご覧になっていない方は、先に以下のリンクからお願いします!

↓↓↓

watakawa.hatenablog.com

 

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和歌山駅からは阪和線で北上

中間改札を通り抜けて、和歌山駅からは阪和線に乗り換えていきます。

時刻は22時半。朝6時からずっとこの時間まで旅を続けていると、1日がとても長く感じます。

和歌山から阪和線で一気に天王寺まで北上し、天王寺から新今宮・西九条を経由して大阪環状線で大阪へ、そして最後にJR神戸線で塚本まで行けば、塚口からスタートしたこの関西最長748.5kmの大回りはゴールとなります。

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和歌山22:31発 阪和線 天王寺

和歌山駅では13分の乗り継ぎで、22:31発の天王寺行に乗り換えます。改札内にコンビニがあったのですが、もう夜遅い時間ということで閉まっていました。未だ夕食は手に入らず。うーんしんどい。

ちなみにこの1本後の22:50発紀州路快速であれば天王寺で乗り換えることなく1本で大阪駅まで行けるのですが、終電間際で行程に響くので、少しでも早いこの22:31発の普通列車を利用していきます。

列車は和歌山駅を定刻通り出発。車両は見慣れた関西らしい顔の225系で4両編成です。思いのほか人は乗っていましたが、問題なく座ることができます。

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天王寺大阪環状線南側のターミナル

阪和線は、大阪環状線天王寺から和歌山までを結ぶ、大阪府を南北に貫く主要路線です。和歌山から先はそのまま線路が紀勢本線につながっているので、御坊・白浜・新宮方面への特急〔くろしお〕も運行されています。また途中の日根野からは関西空港へ向かう線路が分岐しており、阪和線では関空特急〔はるか〕も高頻度で運行されています。

また速達の快速列車も多数設定されており、大阪市内各所から和歌山へ直通する「紀州路快速」と同じく関西空港へ直通する「関空快速」は日根野まで連結して運転されることが多いです。阪和線は、大阪府の南北や和歌山を結ぶ重要な路線として活躍しています。

私が今回和歌山から乗車したのは普通列車ですが、途中の日根野関西空港からやってきた関空快速に接続するので日根野で乗り換えます。

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日根野で乗り換え。時刻は23時過ぎ

日根野で対面ホームにて、23:02発の関空快速に乗り換えです。ほとんどの関空快速大阪駅へ直接乗り入れるのですが、夜遅い時間帯とあってかこの23:02発の関空快速天王寺どまり。どのみち天王寺での乗り換えが必要となります。

車内は関西空港からのお客さんでそれなりに混雑していました。天王寺までは30分ほどの道のりなので、立っていくことに。日根野天王寺駅間はかなり細かく駅が設置されていますが、関空快速は限られたごく一部の駅にしか停車しません。

前面展望を眺めていると、前方にあべのハルカスが見えてきました。大阪環状線南側のターミナル・天王寺に到着です。いよいよ大阪市内へと突入していきます。

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天王寺駅頭端式ホームはめちゃくちゃかっこいい!

23:36に列車が到着するやいなや、大量の乗客が広い頭端式ホームに流れ出ます。土曜日の夜遅く、これから乗り換えて家路につく大阪府民に混じって、私も大阪環状線へと乗り換えラストスパートです!

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天王寺23:40発 大阪環状線 新今宮・西九条方面

4分の接続なので急いで乗り込みます。2016年にデビューした新型の大阪環状線323系は、103系・201系に代わり大阪の顔としてすっかり定着したことでしょう。定刻通り天王寺を出発し、大阪環状線の西側を走ります。

車内は自分と同世代くらいの若い人でかなり混雑していました。この辺りには、天王寺やなんば等、若者の集まる街がいくつも広がっています。東京で言うなら渋谷・新宿・池袋といったところでしょうか。

大阪駅には23:59に到着。初見殺しの複雑な大阪環状線ホームについては以前述べた通り(→【2020春の関西旅1】)ですが、この深夜の時間になっても変わらず多くの人で溢れています。

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相変わらず複雑な大阪環状線大阪駅ホーム

そして日付を跨ぎ、2020年3月29日になりました。私が所持している「塚口→200円」のきっぷは2020年3月28日の当日限り有効と記載されていますが、大都市近郊区間内ではこうした近距離乗車券は日付を跨いだ後も終電までは有効となりますのでご安心ください。

大阪駅からは、0:13発のJR神戸線に乗車していきます。ゴール塚本駅へはこの大阪駅から1駅だけ進んだところなので、もうゴールは目前ですが、ここにきて夜の遅い時間帯ということで列車の間隔が空くため14分もの乗り継ぎ時間を要するということになります。

改札口の駅員さんに、「まだこの時間に改札内で開いているコンビニってありますか?」と尋ねましたがやっぱり0時を過ぎるとどこもないようで。大阪駅は各ホームやコンコースなど、改札内にもコンビニが多数あるのですが、すべて閉まってしまっているようでした。日付を越えても夕食が手に入らないということになってしまいました。

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新快速は遅れていますが複々線なので関係なし!

大阪0:13発のJR神戸線は、普通列車西明石行。新快速が遅れているということで少し不安でしたが、考えてみれば関西では新快速と普通は複々線区間で別々の線路を使って走るので、新快速が遅れたからといってそう簡単に普通列車は遅れないのでしょう。複々線のありがたみを感じます。

0:13発の西明石行の乗車位置は大混雑。これから尼崎・西宮・芦屋・三ノ宮方面へ帰る人で溢れかえっています。

列車が入線し、いざ乗車。塚本駅は隣なので、乗車時間はわずか3分です。これがいよいよ、関西最長大回りで乗り継ぐ最後の列車となります。

塚本駅のゴールが待ち遠しくて、塚本駅までの3分間がとても長く感じました。18時間にも及ぶ壮絶なチャレンジのフィナーレを飾るこの列車で、淀川の鉄橋を渡り、0:16に、遂に到着です!!!

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関西最長大回り 748.5km ついに完遂!

いやぁ長かった。本当に長かった。何せ748.5kmですよ。東京から倉敷までと同じくらいの距離を、たった200円の小さなきっぷ1枚で乗車してきたのですから。18時間11分という壮大な時間をかけて、遂にゴールしました!

塚本駅有人改札へと歩を進めていきます。「塚口→200円」と書かれたこのきっぷで塚本駅を出場することはもちろん理論上は合法ですが、自動改札に投入するとあまりにも入場からの時間がかかりすぎて改札が閉まってしまう可能性があったことと、何よりも自分のこの18時間のチャレンジの記念に持ち帰りたいと思ったので、有人改札を通ることにしました。

感動で足が震える中、ゆっくりと階段を降りていきます。この塚本駅の階段は、周りの人にとってはただの階段ですが、私にとっては思い出に残る、まさにビクトリーロードであります。

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ただの雨も、歓喜の雨に見えてきた

18時間ぶりに改札の外に出て、改めてゴールしたことを実感。ずっと雨が降り続いていますから気温は低かったはずですが、テンションが上がっていたので寒くは感じませんでした。

改札を出てすぐのところにはコンビニもあったので、ここで急いで夕食を調達します。急いでいる理由は、0:25発の高槻行で折り返しすぐに大阪駅へと戻りたかったからです。

無事、改札内に戻り、0:25発の高槻行に乗車。ついさっきまでいた大阪駅へと戻りました。

さて、もう0時を回っているので、新幹線の運行は終了しています。もうほぼ終電の時間ですから、こういう時にほとんどの人は「大阪で泊まる」ということを考えるでしょう。しかし土曜日の夜はホテルも高いですし、ホテルで泊まって翌朝の新幹線で帰るとなると費用がかさみます。横浜に帰るための費用を少しでも安く抑えるために…「アノ」手段を使いました。大阪に0時過ぎにいるということは…。

 

今回の記事はここまでとなります! お読みいただきありがとうございました。

どのように一夜を明かしたのかについては、次回の記事でお伝えしていきますのでお楽しみに!

最後に、今回のこの「関西最長大回り」の行程を一覧にして掲載しておきます。参考にしていただければと思います。使用車両については、これまでの記事の中で間違ったことを言っているかもしれませんが、この行程表の方が正確だと思います。

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