わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの現役男子大学生が全国を巡る!

ダイヤ改正2020 完全密着の旅(2)

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みなさんこんにちは。わたかわです。

今回は、2020年春のダイヤ改正で首都圏のラストラン&一番列車を見送る旅の第2弾記事です!

まだ第1弾をご覧になっていない方は、以下のリンクからご覧ください!

watakawa.hatenablog.com

 

 

東京駅で20:23発の特急〔ときわ83号〕いわき行を見送った後、すぐさま中央線に乗り換え、向かったのは新宿。

ここでは、遂にあの車両が本当のラストランを迎えようとしていました…。

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新宿21:30発 〔ホームライナー小田原23号〕小田原行

251系特急電車です。新宿駅を21:30に発車する〔ホームライナー小田原23号〕小田原行の運用をもって、本当のラストランを迎えることになります。

「えっ? スーパービュー踊り子じゃないの?」と思った方もいらっしゃると思います。この251系特急電車というのは、もちろんスーパービュー踊り子で使われていた車両なのですが、その間合い運用として、平日の朝と夜に1本ずつ、新宿と小田原を結ぶ座席定員制のライナー列車の運用にも入っていたのです。朝は7:41に小田原を出発する〔おはようライナー新宿26号〕、そして夜はこの〔ホームライナー小田原23号〕小田原行でライナー列車に使用されます。平日のみの運行ですが、スーパービュー踊り子よりも遅い夜の時間帯に運行されるため、251系の営業運転はこれが正真正銘最後となります。

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ホームライナー小田原23号 乗車待機列

ホーム上には、乗車のために並ぶ人の長蛇の列が。新宿駅と次の渋谷駅が乗車専用駅となるため、新宿駅乗車分で割り当てられた号車付近で乗客が待機します。ホーム上には今回限定の10列ほど確保された臨時の乗車待機列のテープがありました。乗客のほとんどがおそらく鉄道ファンと思われ、かなり早い段階でライナー券を買ってこの列に並んでいるものと思われます。

ライナーは指定席ではなく「座席定員制」です。つまり販売枚数が限られているので決められた分が完売すればそれで満席、発売終了となります。また早くに並べば、自分の座りたい席に座れるということになります。

251系で運行される〔ホームライナー小田原23号〕では、普通車がすべて座席定員制となりますが、グリーン車普通列車グリーン券で乗車することができます。つまり座席の快適性は上がりますが、座席定員制ではないのでグリーン券を買って乗っても座れない可能性があるのです。またスーパービュー踊り子でおなじみのグリーン個室は、ライナーで運用される際は締切となっています。

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発車標には「ありがとう251系」の文字

ホーム上では、駅員さんがいつもと一味違う放送をしていました。

「本日このホームライナー小田原23号をもちまして、251系最後の運用となり、その歴史に幕を下ろします」

「1990年に伊豆方面の観光特急としてデビューし、30年に渡り運行してきましたが、明日のダイヤ改正に伴い本日をもちまして運行終了となります」

泣かせにきてますね、これは。きっと駅員さんも、今回の251系ラストランを万感の思いで迎えていることでしょう。

JR発足後まもなく登場した251系は、長らくJR東日本の顔でもありました。大きな窓、ハイデッカーの座席、鮮やかな青い車体。それはホームに停車しているだけで、見る人の目を惹く「伊豆の広告塔」でした。国鉄時代は画一的な特急車両ばかりが開発されていた中で、JRが誕生し、251系という伊豆特急独自の車両が開発されました。251系が歩んだ30年間は、JR東日本の歴史そのものであり、平成が歩んだ道のりそのものであります。

乗車口では、ライナー券を確認していました。そして、一度車内に入ってから、改めて撮影のため車両の外に出る場合は、再度乗車の際にライナー券を確認するため、必ずライナー券をもって車外に出るようにとの旨の放送がありました。多くの鉄道ファンが集まっている光景ではありますが、JRの社員の方々のスムーズな誘導によって特に混乱はなかったように見えます。また往年の寝台特急のラストランとは異なり、取り乱すような人も特にいませんでした。

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「伊豆の看板列車」最後の走りへ。

そして時刻は21:30。〔ホームライナー小田原23号〕はゆっくりと動き出し、小田原へ向けて最後の走りを見せました。

ホームライナー小田原23号〕は使用車両を変更して現在も運行されていますが、251系はこれでついに30年間の歴史に幕を下ろしたのです。

続いては、一度新宿を離れ、埼京線に乗車して池袋に向かいます。

池袋では、西武が誇る特急「レッドアロー号」が、西武池袋線でのラストランを迎えるところでした。

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「この電車は、レッドアロー号です」の文字も今では幻に?

西武鉄道では、西武池袋線の池袋から西武秩父線西武秩父までの区間で特急〔ちちぶ〕〔むさし〕が運行されています。長らく「レッドアロー」という車両が使用されてきましたが、2019年春に「ラビュー」が登場し、2020年春をもってついにレッドアローは西武池袋線系統での定期運用を終えることになったのです。先ほどの「伊豆といえばスーパービュー踊り子」というように、「秩父といえばレッドアロー」という人も多いでしょう。かくいう私もその一人で、秩父に行くならレッドアローの印象が強いです。しかし、そうした光景はこの春で見納めとなります。

22:00発の特急〔むさし47号〕飯能行22:30発の特急〔むさし49号〕西武秩父が立て続けにレッドアローでの運行となります。

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池袋22:00発 特急〔むさし47号〕飯能行

22:00発の飯能行は、特別塗装「レッドアロークラシック」の池袋線ラストランとなります。池袋駅では特急専用ホームに立ち入るためには有効な特急券が必要となるため、柵の外から見送ることにはなりますが、多くの人が詰めかけていました。

私は5年前に1度だけレッドアローに乗車したことがあるのですが、その時の車両がたまたまこの「レッドアロークラシック」でした。当時はレッドアロークラシックが希少であることなど知らず、何食わぬ顔で乗っていたのですが、後々写真を見返していて自分が意図せずレッドアロークラシックに乗車していたことがわかり鳥肌がたったのを覚えています。

それ以降池袋線でレッドアローに乗ることはついに叶いませんでしたが、そういうちょっとした思い出もある列車なので、もう飯能や西武秩父の文字を掲げて走ることはなくなるのか、と思うとちょっと名残惜しくもあります。

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池袋22:30発 特急〔むさし49号〕西武秩父

そしてこちらが、後続で同じホームに入線する22:30発の西武秩父行。「むさし」ですが西武秩父行です。変わらず多数のギャラリーが詰めかけます。

譲り合いの精神に加え、長時間密集空間にいると3密状態を引き起こし感染リスクが高まりますから、なるべく人混みは避けるようにしながら、秩父路を走るレッドアローの最後の雄姿を記録しました。

そして、無事にレッドアローラストランが池袋駅から発車していくのを見届けたら、再び湘南新宿ラインで新宿に戻ります。

新宿駅では、ラストランとはちょっと違うのですが、ダイヤ改正関連で面白い列車が見れるということなので見に行きました。

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「かいじ63号」…?

それが、こちらの特急〔かいじ63号〕甲府です。新宿駅を23:00に発車する、甲府行の最終列車です。

ダイヤ改正前の、新宿23:00発の甲府行特急は本来「かいじ23号」であったはずです。前日の3月12日も恐らく「23号」で運行されているはずです。しかし、2020年3月13日の1日限定で、この列車は「かいじ23号」ではなく「かいじ63号」として運行されたのです。

これはいったいなぜなのか。少し長い解説ですがお付き合いください。

実は、中央線特急では、今回のダイヤ改正を機に、号数の振り方を変更しました。中央線特急には大きく分けて〔あずさ〕と〔かいじ〕があります。ダイヤ改正前までは〔あずさ1号〕〔かいじ1号〕〔あずさ3号〕〔かいじ3号〕のように、あずさとかいじが交互に発車する場合であっても、それぞれに1から順に奇数番号を振っていました。しかし、ダイヤ改正後は〔あずさ1号〕〔かいじ3号〕〔あずさ5号〕〔かいじ7号〕のように、あずさかかいじかは関係なく、1から順に奇数番号を振っていくことにしているのです。

その結果、何が起こるか。

それまで新宿23:00発であった〔かいじ23号〕ですが、列車順序の関係から「23号」がダイヤ改正後もかいじに割り振られることになり、この〔かいじ23号〕という名前で運行される列車の運行時刻が大幅に繰り上がることになります。ダイヤ改正後の〔かいじ23号〕は新宿12:30発の甲府行特急として現在運行されています(これは大月13:28発)。

ダイヤ改正前の〔かいじ23号〕は新宿を23:00と夜遅くに出発するため、途中の大月駅で日付を跨ぎます。大月の発車時刻は0:01、終点の甲府に到着するのは0:37となります。

大月から先の区間でこの〔かいじ23号〕に乗車する場合、特急券の日付が3月13日ではなく「3月14日」となります。3月13日の23:00に新宿を出発した列車であっても、大月を出発する時には同じ列車が3月14日の〔かいじ23号〕として扱われます。

その結果、このままでは「3月14日に大月から甲府まで乗車可能なかいじ23号」が、大月0:01発と大月13:28発の2本存在することになり、指定席を発券する際に、コンピュータ上で別の列車と判別できなくなってしまうのです。

そのために、ダイヤ改正前の新宿23:00発〔かいじ23号〕の号数を、ダイヤ改正後でも存在しない号数にする必要があり、とてつもなく大きい数字の「63号」が割り当てられることになったのです。こうすれば「3月14日に大月から甲府まで乗車可能なかいじ23号」は大月13:28発の1本のみとなります。

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一夜限りの運行!

というわけで、この〔かいじ63号〕は、2020年3月13日の一夜限りの運行となるわけです。運行ダイヤには変更はなく、甲府行の最終列車のためかなり乗車率は高いように見受けられました。鉄道ファンの姿は皆無でしたね…。後にも先にもこの日しか見られない列車なのですが、注目度は低いのでしょうか。

新宿駅10番線で〔かいじ63号〕を見送り、そそくさと13番線に移動します。ここからまた、ダイヤ改正後には見られない光景が続々登場していきます!

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各駅停車のホームに快速車両が!

新宿駅13番線は、中央・総武線(各駅停車)御茶ノ水秋葉原津田沼・千葉方面のホーム。黄色い209系に代わり最近では山手線のお下がりで塗り替えられた黄色いE231系が主流ですが、そんな「黄色い各停」がやってくるはずのホームに入線してきたのはまさかの「オレンジの快速」の車両、しかし方向幕は黄色に黒文字で「各駅停車」と表示しています。

中央線では、快速と各駅停車で異なる線路を使用する複々線で、「快速はオレンジ、各駅停車は黄色」というように車両やラインカラーが明確に分かれています。また快速は東京発着、各駅停車は東京駅を通らないものの秋葉原方面に向かい総武線の各駅停車に直通、というように、運行ルートも若干違います。

ダイヤ改正後の現在はこれが明確に区別され早朝から深夜まで1日中守られているのですが、ダイヤ改正前までは早朝・深夜に限り「快速の車両を使用して各駅停車の線路を走行し、東京駅に入線する列車」が多数運行されていました。

あくまでも「東京駅に入線する列車はオレンジ、入線しないで秋葉原を経由する列車は黄色」というルールを守るため、種別に関わらず全列車が東京発着となるこの深夜の時間帯は快速も各駅停車もオレンジ色の快速車両で運行されます。しかしこれが、ダイヤ改正をもって見納めとなるのです。

また、それでは深夜に新宿方面から秋葉原方面に向かいたい場合はどうするかというと、御茶ノ水駅でオレンジ各停は快速のホームに入線するので、そこで各停ホームに停車中の御茶ノ水始発の千葉方面行に乗り換えることができるようになっていました。深夜になると黄色の209系・E231系は活動範囲を御茶ノ水以東に制限されていたのです。

端的にいうと、「オレンジ各停」と「御茶ノ水発着の総武線」が、このダイヤ改正をもって見納めとなったのです。これを記録していきました。

23:07発の中央線各駅停車・東京行で東京へと向かいます。

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東京五輪に向けて臨時ホーム建設中の千駄ヶ谷駅に発着するオレンジ各停

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オレンジのラインで、市ケ谷飯田橋にも停車するという矛盾

あくまでも各駅停車の電車なので、御茶ノ水まですべての駅に停車します。代々木、千駄ヶ谷信濃町市ケ谷飯田橋、水道橋に停車するオレンジ色のE233系は今回限りをもって見納めとなるわけです。

水道橋まで各駅に停車したら、次の御茶ノ水では快速ホームに入線するため転線。そして各駅停車を謳いながら快速の線路を走り、東京駅に到着します。

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快速専用ホームのはずの東京駅1・2番線で「各駅停車」の文字が

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ホーム上のこんな案内も見納めに

東京駅の1・2番線ホームは、今では快速や中央特快・青梅特快と東京発着の特急のみが運行されており、各駅停車の発着はありません。

ここからは、本日の宿泊先である上野に向かいます。山手線内回りに乗車し、途中の秋葉原で一度下車。

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御茶ノ水行もこの日までの光景

秋葉原では、次の御茶ノ水が終点となる総武線各駅停車がまだ運行されている時間帯のため、記録していきました。

そういえば先日放送された日本テレビ系「嵐にしやがれ」で二宮さんがJr.時代を振り返り「御茶ノ水は夜のある時間を過ぎると始発があるんですよ!」と当時を懐かしんでいましたが、もう今は御茶ノ水始発がなくなったことを知っているんでしょうかね…? 恐らくご存じないでしょうが…。

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総武線各駅停車 御茶ノ水

その後、山手線内回りのホームに戻り、上野駅へと向かいました。上野駅には0:00ちょうどの到着。急いで今晩の宿へと向かいます。

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Smart Stay SHIZUKU 上野駅

今回宿泊したのは、上野駅から歩いてすぐの「Smart Stay SHIZUKU 上野駅」。2020年2月にオープンしたばかりのカプセルホテルです。

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カプセル内にロッカーがあるのが便利!

中はとにかく綺麗でして、地下には大浴場も完備。また各カプセル内にロッカーがあり、いちいち荷物を出すためにカプセルを出る必要がないのでとにかく便利で、当然のごとくWi-Fiやコンセントも完備しています。短時間の滞在だったのでテレビは使いませんでしたが、古いカプセルホテルと違い邪魔にならない薄型テレビなので最高です。これだけ至れり尽くせりで1人何と2,180円でした! オープン記念価格でじゃらんからの予約だったので、しばらくするともう少し値上がりするのだろうと思いますが、通常価格に戻ったとしてもこの宿は何回でも使いたいと思います。上野ということで成田空港の早朝便や深夜便を利用する際にも便利だと思いますし、みなさんも上野で泊まる用事がある際には是非ともオススメしたいです!

そんな形で、ダイヤ改正直前の3月13日の行程はこれにて終了。翌日3月14日は、いよいよ「新しい物」が続々デビューしていく日となりますが、それはまた次の記事でお届けしていきます。