みなさんこんにちは! わたかわです。
Twitter(@e235yokoso)でもご紹介した通り、2020年6月16日(火)~17日(水)にかけて、弾丸1泊2日の箱根1人旅に出かけてきました。今回から、その旅の一部始終を複数回にわけてこのブログでご紹介していきます。
まだまだコロナ禍で大変な日々が続いており、緊急事態宣言が解除されたとはいえ感染拡大防止のためにできることをしていかなければならない時期であることに変わりはありません。しかし、旅好きの私にもできることを一つずつ探して、行動していかなければと思っているところです。
これは繰り返しになりますが、先日のブログ記事にて、私の今後の旅行方針について示させていただきました。今回の箱根旅も、私が住む神奈川県内ということで、この方針に従って実施しています。緊急事態宣言解除後の旅行再開方針について、詳しくはこちらをご覧ください。
2020年6月16日(火)
何ということはないただの平日。私も大学生なので、日中は授業があります。しかし、新型コロナウイルスの影響で春学期は全面オンライン授業とすることが確定しているので、この日もいつも通り朝からパソコンに向かいます。
午前の授業が2つ終わり、午後の授業をまだ1つ残していますが、ここで昼食を自宅で食べてから出発。午後も1つ授業があるのですが、これは今回の旅行中に受講することとします。オンライン授業といっても、公開される音声つきのパワポスライドを再生するだけなので、割と受講時間は融通が利くのもポイントです。まずは自宅から白昼の横浜駅へ。
今回は、神奈川県で最も有名なフリーパスと言っても過言ではない、「箱根フリーパス」を利用して旅をしていきます。これは小田急がメインで取り扱っているフリーパスで、発着駅~小田原駅間の往復乗車券と箱根エリアの鉄道・バス等乗り放題券がセットになったお得なパスで、2日間用と3日間用が発売されています。発着駅は小田急線内の各駅のほか、相鉄線内・西武線内発着も用意されているので、今回は「(相鉄)横浜駅発着の2日間用箱根フリーパス(5,820円)」を相鉄横浜駅の改札口で購入。横浜~海老名駅間は相鉄本線を利用し、海老名~小田原駅間は小田急小田原線を通っていくことになります。横浜~海老名~小田原駅間はフリーエリアではありませんが、後戻りしない限り途中下車は可能のようです(今回はしませんでしたが)。
発車標を見ると、先発は13:08発の快速 海老名行ということでこれに乗車していきます。ただ相鉄の快速はとても停車駅が多いので、途中でJR線からやってくる特急に乗り換えることになります。
列車は定刻通り横浜駅を出発。横浜から発車する相鉄に乗車するのは昨年9月以来となるので久しぶりです。
横浜を出ると、快速は星川、西谷と西谷~海老名駅間各駅に停車していきます。停車駅が多い、詐欺要素の強い(笑)快速ですが、私は横浜を出てから7分、西谷駅で下車し、反対側のホームに停車中の特急に乗り換えます。これはJR埼京線方面からの列車で、西谷にて接続を取り特急が先に海老名へ到着することになるのです。相鉄・JR直通線開業前は起こりえなかった不思議な待ち合わせが誕生しています。
西谷から海老名まで、特急の途中停車駅は二俣川と大和のみ。終点の海老名には13:36の到着です。
海老名からは、小田急小田原線を利用して箱根湯本方面へと向かっていきます!
箱根フリーパスでは、別途特急券を購入することで、ロマンスカーにも乗車できるのです! 本数は限られますが、海老名から箱根湯本まで直通するロマンスカーも1時間に1本程度運行されているので、今回は海老名14:03発の特急〔はこね21号〕箱根湯本行に乗車していきます!
発車標を見ると、よくある「小田原」や「本厚木」の行先と並んで「箱根湯本」の文字が君臨しています。海老名から乗り換えなしで行くには必ずロマンスカーに乗らなければならない駅ということで、小田急沿線で「箱根湯本」の文字を見るとここだけ明らかに非日常感が出ています。
そしてついに、やってきました!
入線してきたのは、真っ白なボディのロマンスカー50000形、通称「VSE」です! 私は初乗車となります!
停車時間もあまりないので、急いで乗り込みます。
座席に向かうやいなや、驚かされたのはそのシートピッチ。真っ赤なモケットのシートに座ると、足をピーンと伸ばせるくらいの広さがあります(座席にもよるかもしれませんが)。
今回はVSEの名物、前面展望席が取れたのですが、最前面ではなく前から4列目だったのでそこまで超絶展望!って感じではありませんでした(笑)。16席ある展望席の最後列です。
さて乗車率はというと、展望席はほぼ満席なのですが、それ以外は1車両あたり5人前後といったところで、かなり空いている部類に入るのかなと思います。まぁ平日の日中ですし、何よりもコロナ禍ですからこの時期に積極的に旅行しようという人はそう多くはないのでしょう。普段はこんなに空いているVSEもなかなか見られないと思います。
テーブルは、背面テーブルと壁に取り付けられたテーブルの2種類がありました。座席を回転させて向い合せにした際もちゃんとテーブルが使えるようになっています。もっとも、シートピッチが広いとはいえ、これだけ近い距離で座席を対面にするのは、コロナ感染拡大を考えるとあまり好ましくないような気もしますが…(笑)。
編成中には、売店まで備わっていましたが営業を取りやめていました。おそらくはコロナ禍だからなのかな?と思うのですが、ただ車内販売は営業していました。
海老名から箱根湯本までは所要時間約50分。途中停車駅は小田原のみだったので、本当にあっという間です。酒匂川を渡る辺りで車内販売の営業は終了しました。
もうデビューから15年が経過しているVSEですが、本当に快適な車両で、リクライニングも深く倒れます。また、走行音もとても静かで、やはり箱根の看板特急だけあるなという印象です。
のんびりくつろいでいると、小田原に到着。小田急小田原線はここまでとなり、ここから先は「箱根登山鉄道」へと直通していきます。小田原到着直前には、新幹線や東海道線等の乗り換え案内を時刻・行先も含めかなり詳細に伝えていたのが印象的でした。
箱根登山鉄道とは、小田原~強羅駅間を結ぶローカル線で、箱根観光の起点となる「箱根湯本駅」を境に運行系統が分断されているとともに、路線の様子が大きく異なります。小田原~箱根湯本駅間は比較的長編成のロマンスカー等も乗り入れることができ、小田急小田原線の延長線上という性格が強いのですが、箱根湯本~強羅駅間は短い編成のローカル車両がスイッチバックを繰り返していきながら山を登っていくようになっています。
小田原より先、箱根登山鉄道に入ると、線路が単線となるため、ほぼすべての駅で行き違いが必要になります。ロマンスカーがかなりの高頻度で運行されている上、普通列車も運行されているわけですから、上下列車の行き違いが大きなタイムロスとなります。
そして終点の箱根湯本駅には14:51に到着!
云わずと知れた箱根観光の玄関口です。
まだ昼過ぎなのですが、今夜の宿は15時からチェックインができるということなので、このまま何処へも寄らずに宿へ向かいます!
今回の宿は「川涌の湯 マウントビュー箱根」。箱根といってもかなりエリアは広いですが、この宿は仙石原と呼ばれるエリアにあります。箱根湯本駅からは仙石原方面へ行くバスが出ているので、それに乗り換えていきます。
本当は箱根湯本より先も引き続き箱根登山鉄道を乗り継いで強羅方面へ行き、その先のバスを利用して仙石原方面へ向かいたかったのですが、箱根湯本~強羅駅間は昨年の台風19号により現在も不通の状況となっていて乗れないので、箱根湯本から仙石原まで一気にバスで向かいます。まぁこっちの方が所要時間としても短いんですけどね。
箱根湯本の駅前に出てみると、やはり人はまばら。平日だからということもあるでしょうし、コロナが大きな痛手にもなっていることでしょう。
道を渡り、バス乗り場から15:08発の桃源台行の箱根登山バスに乗り込みます。もちろんこのバスも箱根フリーパスのフリーエリアに入っています。
バスの乗客は自分を含め5人程度でガラガラです。箱根湯本駅を出ると、しばらくは箱根登山鉄道の線路沿いに山を登っていきます。本当に険しい山道を25分ほど登り続け、ようやく「マウントビュー箱根」に到着です!
早々にチェックインを済ませ、部屋に向かいます。今回は残念ながら大浴場の内湯が故障のため使えないということなんですが、露天風呂もあるので心配いりません。夕食は18:30と19:30から選べるということだったので19:30にして、朝食は7:30、8:00、8:30の中から8:00をチョイス。
和室の部屋は、1人で使うにはもったいなすぎるくらいの広さです。ゆっくりくつろぎたいな~と思ったのですが、この日のうちに受講しなければならない大学のオンライン授業がまだもう1つ残っていたので、それを受講します。部屋には強力なWi-Fiも完備されているので、何不自由なく受講することができました。
そして19:30となり、夕食会場へ。
これまた豪華な夕食が用意されていました! 驚くべき品数で、どれも本当に美しいです。
まだ20歳の大学生には早すぎるようなメニューでしたが、どれも本当に美味しく、繊細な味付けでした。(食レポ上手くなりたい)
なお夕食会場では、新型コロナ感染拡大防止ということで、宿泊客どうしの座席が大きく離され、ソーシャルディスタンスをとって配置されていたので対策も万全です。
夕食の後はお風呂~ということで自慢の露天風呂へ。白いにごり湯は箱根では珍しいようですが、宿泊客があまりにも少ないということで終始貸切状態でした。おそらくこの日の宿泊者は全体で10人程度しかいなかったのではないかな…? と思います。とても快適に過ごせました。
そんな感じで、箱根1日目の様子はここまで。
次回は、2日目の様子をお届けしていきます!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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